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リチャード・ハミルトン

ハミルトン家の葡萄栽培は、リチャード・ハミルトン(1792~1852年)が南オーストラリアの植民地のランド・オーダー449を取得した1837年にさかのぼる。キャサリン・ステュワート・フォーブスでのイギリスからの迅速な旅の後、彼は妻と8人の子供と共に1837年10月17日に到着した。彼は到着後まもなくアデレード平野に、ハミルトン・Ewell・ワイン会社の設立を成す最初の葡萄畑を開墾した。
最初の葡萄の植樹は、手作業で、また馬、斧、前檣(フォアマスト)を使用し、土地を整地するのにとてつもない労苦を要した。続いて植えられた樹からは、シラーズとグレナッシュという伝統的な品種が収穫された。これらのねじ曲がった古い樹の少数は、今日でも尚、アデレードのマリオンにある、世界で最後のアーバン・ヴィニャードのいくつかで実をつけている。

1850年代までにリチャードの三男である、ヘンリー・ハミルトン(1826-1907)は、更に葡萄畑を栽培し、ハミルトン・ワインにとって重要な地元の市場を確かにする為、彼のワインセラーを設立した。20年以内にヘンリーは、Royal Agricultural and Horticultural Societyにより毎年授与される、アンガス賞を農場の為に2度受賞した。

フランク・ハミルトン(1859-1913)は、1875年に葡萄畑とワイン生産ビジネスにおいて彼の父に加わり、1890年頃から運営を行った。こうした年代にフランクは、辛口白ワインであるシャブリスタイルを生み出した。

1928年、彼の息子シドニーは、ハミルトンのモーゼルの先駆者となった。自然な酸味を保持する為、葡萄は早摘みされ、通常のオープン・セメント・タンクではなく、閉じたオーク・タンクで発酵された。これはオーストラリアのワイン生産の礎石となった。著名なエノロジスト、シドニー・ハミルトンは、ハミルトン・ヴィニャーズでワインメーカーとして30年以上を費やした。

1930年代中頃、シドニーは低温発酵技術を試し始め、高品質なドイツスタイルの白ワイン生産において、発酵を管理する為、冷却されたセラーの使用に乗り出した。その後彼は、発酵前にマストを冷却する為、機械による冷却を取り入れた。これらの先駆者的技術は、白ワインの繊細なアロマと風味の保持を可能にし、オーストラリアのワイン醸造の代表的な特徴となった。
フランク・ハミルトンの四男であるバートン・ハミルトン(1904-1994)は、生まれながらの葡萄栽培者であり、彼の家族経営の会社の為に葡萄の樹を栽培し、果実を生産することに約90年を費やした。バートンは剪定から収穫まで、彼の葡萄の樹の手入れを手作業で行うことに強い信念を持つ、オーストラリアの葡萄栽培の先駆者であった。彼は1947年、マクラーレン・ヴェイルに葡萄畑を設立し始め、この地域の質の良さを強く信じていた。今日の様にこの会社が確固たる立場にあるのは、バートンの1970年代のヴィンテージと、手作業により手入れがなされてきた古い葡萄畑の遺産である。

1972年、バートン・ハミルトンの息子であるリチャードは、マクラーレン・ヴェイルに小さいワイナリーを設立し、父の注意深い監督の下、この家族の葡萄畑の所有を徐々に増やし始めた。リチャードは、バートン、叔父のシドニー、フランス人ワインメーカー、モーリス・ウの指導を受けながら、ワインメーカーとしての技術を磨き、1970年代を通して数々の受賞ワインを造った。
直系の5代目子孫であるハミルトン博士は、現在このハミルトン家の168年にわたるワイン産業との関係を永続させている。
現在生産されているワインの多くは、ハミルトン・ワイン・カンパニーの歴史を反映している。

アーモンド・グロウヴ・シャルドネ - 我々のシャルドネの畑の裏にある古い小道は、アーモンド・グロウヴと名付けられている。1840年代、エドワード・ラウドがウィランガにフランスの葡萄の樹を輸入した時、移住者達は、彼らの家の周囲にアーモンドの樹を植えた。1930年代初頭、バートン・ハミルトンがマクラーレン・ヴェイルに到着する少し前に、アーモンド・グロウヴ・カンパニーが作られ、この地域にアーモンドが繁茂した。
ロット148メルロー - 南オーストラリアの植民地の初期の調査で、測量司令官の一団と共に活動したアシスタントの一人は、リチャード・ハミルトンの四男、ジョン・ハミルトンであった。スタート河周辺地域を調査している時ジョンは、ロット148と記録されている土地は、彼がかつて見た中で最も肥沃なものに数えられることに気付き、彼の父の為にこれを確保することができ、リチャードはそこを葡萄畑にした。これらの樹齢160年の一番最初の葡萄の樹の挿し木は、マクラーレン・ヴェイルの我々の葡萄畑を設立する為、伝統的に使用されてきた。
ハット・ブロック カベルネ・ソーヴィニヨン - ハット・ブロック カベルネ・ソーヴィニヨンは、敷地内の古い“葡萄の収穫人”の小屋にちなんで命名された、マクラーレン・ヴェイルの畑で育った葡萄から造られる。ハット・ブロックのオリジナルの樹は、リチャード・ハミルトンの父、バートンによって大切に育てられた。
ガンパーズ・ブロック シラーズ - 1851年に設立されたガンパーズ・ホテルは、サロピアン・インの元々の名称であり、我々の畑の斜め向かいに位置する。

リチャード・ハミルトン 単一畑ストーリー
センチュリオン - 1世紀以上さかのぼるシラーズの樹の12列は、この貴重で特別なワインを生産する為、別個に収穫され、醸造される。